金沢文庫・称名寺に行きました
2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にちなんで色々な史跡・博物館を回りました。
今回は北条氏ゆかりの金沢文庫・称名寺の訪問記です。
これまでは鎌倉市内が多かったですが、今回の金沢文庫は横浜市金沢区、鎌倉から山を挟んで東側になります。
金沢文庫・称名寺とは
金沢文庫って京急線の駅だよね?
称名寺は、どういうお寺なの?
▶️金沢文庫は、鎌倉時代に北条氏のメンバー、北条実時によって作られた武家の文庫です。
北条実時は『鎌倉殿の13人』でお馴染み、北条義時の孫にあたる人物です。
彼が金沢の所領に邸宅を構えていたことから、彼の家族は金沢北条氏と呼ばれています。
学問好きだった金沢(北条)実時とその子孫が集めた書籍が現在金沢文庫として残っているわけです。
金沢北条氏は元弘3年(1333)の鎌倉幕府滅亡の際北条得宗家と共に滅亡しています。
その後は、隣接する金沢北条氏の菩提寺であった称名寺の管轄となり、称名寺と共に存続しています。
金沢の読み方は「かなざわ」?「かねざわ」?
なお、京急線の駅名は金沢文庫(かなざわぶんこ)ですが、北条実時の家族のことは金沢(かねざわ)北条氏と読むようです。
称名寺の案内板を見て知りました。
ふりがなを拡大してみましょう🔽
称名寺を訪れて
まずは称名寺です。
横浜金沢観光協会提供の紹介サイトがわかりやすいです。
併せてご覧ください。
京急線金沢文庫駅から徒歩10分ほど、住宅街を抜ける緩やかな上り坂を東へ進みます。
すると参道の入り口に朱塗りの門が出現します。
門の名前は「赤門」。
扉には北条氏の家紋である三つ鱗が入っています。
ここが金沢北条氏の菩提寺であったことを示します。
参道の突き当たりには仁王門。
仁王像は鎌倉時代のものとのこと。
近くで見ると、迫力が伝わってきます。
さて、仁王門の向こうの庭園に行ってみましょう。
池を中心にした浄土庭園が落ち着いた雰囲気で出迎えてくれます。
太鼓橋は自由に渡ることができます。
晩秋のシャッターチャンスを狙って、カメラを持った方が何組かいらっしゃいました。
mezzoも素人ながら、こんな写真が撮れました。
鷺でしょうか。
銀杏の落ち葉が黄色の絨毯。
まとめ
金沢称名寺は、庭園の自然が見事な落ち着いた場所でした。
静かながらも子供づれのご家族、写真が趣味の方で賑わっていました。
庭園が四季折々の光景を見せてくれるので、季節ごとに訪れるのもいいかもしれませんね。
金沢文庫への道
おや?
どうしましたメゾさん?
トンネルを抜けると、そこは別世界だ。
確かに、称名寺の池を一周したところ、山肌を穿つトンネルが出現。
向こうに見えるのは、「金沢文庫」!
そう、金沢文庫と称名寺はお隣と言っても、山で分け隔てられた場所に建てられていたのです。
トンネルを抜けて向かう博物館、なかなかワクワクしますね。
トンネルを掘られたのは近現代に限らず、中世の隧道も傍に残っています。
中世の岩肌は手作業でのみで削ったことがわかるような、荒々しくかつ気が遠くなるような仕事の積み重ねでした。
鎌倉の切り通しと似ています。
金沢も鎌倉文化圏に位置するようです。
さて、ここを抜ければ金沢文庫に入ることができます。
その辺は、記事をあらためて書きます。
にほんブログ村 にほんブログ村
コメント