プチプラ鉄道旅の強力な助っ人「青春18きっぷ」関連記事第４弾です。
過去記事「基本ルール編」にて、青春18きっぷがJR全線の普通列車普通車が1日乗り放題になること、お伝えしました。
また「乗り継ぎ計画編」では、Yahoo!路線検索で普通列車のみ利用した乗り換え経路表示ができる機能を利用して、青春18きっぷでの乗り換え計画を立てる方法をお伝えしました。
「きっぷ購入編」では、JRの駅と金券ショップ等に分けて青春18きっぷ購入方法をまとめました。
使い方自由っていうけれど、結局どこに行こうかな。
仕事もあるし、時間が限られているんだよね。
▶️旅の目的で整理してみましょう。
旅の目的１ 遠方に安く行く
旅の目的が「遠方に安く行く」である場合、青春18きっぷは劇的な効果を発揮することでしょう。
どこまで遠くに行けるのか？
青春18きっぷでどこまで遠くに行けるのか、については他に検証してくださっている方もおられます。
mezzoは次の記事を参考にしました。
「タビリス」の『青春18きっぷ、1日でどこまで行ける？【2022年版】東京、名古屋、大阪発を全検証」（2022年2月28日）
これによると、2022年2月のダイヤ改正以降、東京駅発で西へ行く場合、新山口（00:02着）が限界です。
Yahoo!路線検索では、次のような乗り換えルートが出ました。
電車代12,870円が、青春18きっぷ1回分でなんと2,410円になります👏🎉
（青春18きっぷ1回分料金の割り出し方は、以下の過去記事によります）
mezzoの実例
新山口はないのですが、mezzoも「東京⇄京都」と「東京⇄奈良」はやったことがあります。お金に余裕のなかった学部生時代は本当に助けられました🙏
「東京⇄京都」の乗り換え経路の一例は、以下の過去記事にまとめました。
メリット・デメリット
以上から、「遠方に安く行く」のメリット・デメリットをまとめます。
まずはメリットです。
⭕️交通費が安くなる！旅費の大幅な節約につながる ⭕️鉄道沿いの地域がどんなところか、車窓から勉強できる
次にデメリット。
❌移動時間がかかる
青春18きっぷの宿命ですが、移動中に意外と体力も消耗します。
現地でしっかり観光したいならば、mezzoならば「東京⇄新山口」間を青春18きっぷで移動するのは躊躇うでしょう。
各自の優先順位次第ですが、mezzoならば「東京⇄大阪」間が青春18きっぷ使用の限界かな、と感じています。
❌宿泊が必要となる
片道で半日以上移動に費やすと日帰りはできなくなり、必ず宿泊が必要となります。例えば３連休で「東京⇄新山口」を往復しようとすると、1日目と3日目は終日電車の中、2日目のみ自由時間となります。
各自の優先順位次第ですが、時間が限られている人にはややハードルが高く感じられるかもしれません。
旅の目的２ 日帰り×グループ【オススメ】
仕事であまり休みが取れない。けれど楽しみたい。
青春18きっぷのいい使い方、ないかな？
▶️この記事では「日帰り」「青春18きっぷを使って損をしない距離」「自家用車なしで楽しめる」が揃った旅行をおすすめします。
モデルコース 「東京⇄熱海」
例えば、「東京駅発」「熱海駅（静岡県）が目的地」「日帰り」の条件で旅行するとしましょう。
突然の「熱海」か。どうして？
▶️それは青春18きっぷを使った旅行先としては、かなりコスパが良く、楽しめるからなんです。話を進めましょう。
Yahoo!路線検索では、「東京⇄熱海」間は以下の通り表示されます。
この運賃は、普通乗車券を購入した場合のものです。
東海道新幹線（こだま）を使うと以下の通りです。
「在来線」「青春18きっぷ」「東海道新幹線」の３パターンで時間と運賃を整理すると、以下のようになります。
| 在来線 | 青春18きっぷ | 新幹線（こだま） | |
| 運賃：片道 | 1,980円 | 2,410円 | 3,740円 |
| 運賃：往復 | 3,960円 | 2,410円 | 7,480円 |
| 所要時間：片道 | 1時間47分 | 1時間47分 | 43分 |
| 所要時間：往復（目安） | 3時間34分 | 3時間34分 | 1時間26分 |
往復した場合、青春18きっぷの運賃が圧倒的に安い。。
▶️片道だけなら在来線で普通運賃を払った方がお得なのですが、日帰り往復するなら「青春18きっぷ」がお得です👍
それに青春18きっぷ、時間はかかるけれど許容範囲だな。
到着するまで本でも読んでよう。
なぜ熱海？
東京駅起点で動くmezzoにとっては、熱海は青春18きっぷで移動するのにコスパの良い旅先です。
また「駅から観光地までアクセスが良好」なのも大きいです。
日帰り入浴施設やビーチも駅から徒歩圏内、駅前商店街も充実、駅ビルも楽しいです。
熱海市観光協会の「観光案内マップ」うまくまとまっています。
それから、近隣の観光スポットまで電車移動が比較的簡単。
「小田原」「伊東」「三島」など、青春18きっぷ1枚で足を伸ばすことができます👏
グループ利用で、きっぷ余りを防ぐ
熱海行き、日帰り旅行とすることで、「グループ」で出かけることへのハードルが下がります。
友達と旅行行きたいけれど、みんな忙しいし予定合わないんだよね。
▶️日帰りならば、融通を利かせ安くなるかも💖
グループ利用をすることで、「シーズン内に5回分使いきれない💦」と言う「きっぷ余り」問題を解決できます。5人グループで旅行すれば、一度に5回分使い切ることができます。
詳しい仕組みは過去記事「基本ルール編」へ。
余った1回分の使い道としても⭕️
近場でコスパのいい旅行先、逆に余った1枚をどうしても使い切りたい時に、ふらりと一人で出かける行き先にもピッタリですね👍
まとめ
いかがでしたか？
この記事では、青春18きっぷの活用方法を目的別（遠方に安く行く・日帰り×グループ）に２つご紹介しました。
青春18きっぷの旅先としての熱海の魅力を少し語りました(^-^)
アイデア次第で可能性がふくらむ青春18きっぷ、ぜひシーズンでお役立てください。
それでは、Bon voyage!!🚃
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