「生まれてはじめて」の劇団四季『アナと雪の女王』
9月最初の週末、チケットをいただいて劇団四季の『アナと雪の女王(アナ雪)』を観てきました。
コロナで観劇もままならぬ数年間を過ごした上、8月に長患いのため「家」「職場」「病院」だけの生活を経験。
久々のお出かけ・劇場が待ち遠しかったです。
それから、mezzoにとって「生まれてはじめて」の劇団四季になります。
これまでの観劇歴の大半はオペラに費やしてきたもので、ミュージカルをあまり知らないのです。
『アナと雪の女王』に引っ掛けて「生まれてはじめて」なんでしょ?
…どうしても言ってみたくて😏
メゾさん、こちらのナンバーですね?🔽🔽
ちなみにディズニー映画の『アナ雪』を通しで見たことはない状態で観劇しました。
果たして展開についていけたのでしょうか…??
本記事は、オペラ党のmezzoがはじめての劇団四季ミュージカルを鑑賞した記録です。
公演情報
演目 :アナと雪の女王 ジャンル :ミュージカル 団体名 :劇団四季 作品公式サイトはこちら 日時 :2022年9月3日(土)昼 12時30分開演 場所 :JR東日本四季劇場 春 アクセスはこちら
JR東日本四季劇場 春:お芝居の前に
mezzoは観劇(主にオペラ)に行くと、劇場の観察をするのも楽しみにしています。。
『アナ雪』は劇団四季専用劇場の「JR東日本四季劇場 春」を上演会場としています。
雰囲気:気軽に入れる
最寄駅は「大門(都営浅草線・大江戸線)」「浜松町(JR線)」など。
「アトレ竹芝」という商業施設が併設されております。
劇場という言葉でmezzoがイメージしたものと違って、気軽に出入りできる雰囲気でした。
「四季劇場 春」はエスカレーターで3階に上がります。
休憩時間は2階のテラスから海を見て気分転換するもよし。
コンビニ(NEWDAYS)でお水を買うもよし。
終演後は1階のタリーズコーヒーでお茶するもよし。
座席:舞台が見える!!
2階後方のB席でした。
でも舞台はよく見えます!
開幕前に2階席一番後ろ(C席の後ろ)に行ってみましたがここでも見えます。
見える、見えるぞ。
劇団四季さん、さすが👏🎉
(参考)🔽『アナと雪の女王』座席図🔽
しかしながらB席、舞台からは遠いよね。
▶️むしろ『アナ雪』だからこそ、2階席がお買い得かもしれませんよ。
というのも、魔法のシーン、床が見えた方が楽しいですよ!
おっとこれ以上は、劇場でのお楽しみ💦
舞台を後方からよく見たい方は、オペラグラスが便利でしょう。
mezzoの周りにもオペラグラス持参で観劇される方を何人かお見かけしました。
例えば、こんな感じのもの🔽
持ち手があると腕の疲労から解放されます!
舞台設備など
🔽開幕前、1階席前方から舞台を見る🔽
幕にイメージ画像を投影しているようです。
会場では開幕前なら撮影OK📷
それから「オーケストラピット(オケピ)」ありました。
客席最前列と舞台の間によく見たら、オケピ発見!
ただし上の開口部のほとんどに黒い素材で蓋がされていました。
指揮台の上だけが空いていて、指揮者だけが、オケピの中と舞台の双方を見ることができるしくみです。
オーケストラの顔ぶれがわからないのは寂しいですが、「オケピからの光(譜面灯)などが舞台の照明に影響しなくなる」し、「役者がオケピに転落する事故を防げる」のでよさそうな仕組みです。
感想:ワクワクと、少し戸惑い
それでは、舞台の感想を書いてみます。
【ストーリー】子供も大人も楽しめる:ディズニーの常識を破る展開(ワクワク)
客席には子供も大勢いました(エルサのコスプレ率が圧倒的)が、概ね皆真剣に見ていました。
大人にとっても捨てたものではないです。
ストーリー、現代人にとって魅力的に感じる仕上がりになっています。
ミュージカル版のストーリーはこちら。
大切な人を傷つけるのが怖くて人と関われないエルサの心理とか、「いつか王子様が幸せにしてくれる」というディズニーの常識を破る展開にmezzoも引き込まれました。
帰宅後数日、「生まれてはじめて」とか「ありのままで」など有名曲が頭をぐるぐる回っていました。
余韻も楽しめます。
出演者情報がチラシに載っていない!(戸惑い)
ただ、mezzoがちょっとだけ戸惑ったシステムもあります。
公演のチラシを事前に読んでいたら、キャスト情報の記載がないこと。
観劇当日の出演者情報が、事前にわからないこと。
作品の公式サイトに「今週のキャスト情報」(ページ下方)としてキャスト・アンサンブルともお名前が出ます。
毎週月曜日更新のようです。
公演当日のロビーのモニターで確認することもできます。
オペラではチラシにキャストの顔写真とは出ますし、簡単なプロフィールが出ることもあります。
どういう人が出演するのかを知った上で観劇をするかしないか、あるいは観劇日を決めます。
今回の劇団四季もいつもの習慣でチラシを見たらキャスト情報がなく、ちょっと戸惑いました。
劇団四季ではどんな人が演じるかを知らない状態で観劇を決めることになります。
劇団四季がチラシに名前を載せない理由を自分なりに考えてみると「ロングラン公演なので複数キャスト制を採用している」と「『作品主義』をポリシーとする」に思い当たりました。
劇団四季の姿勢については、「会社概要」の以下の箇所に端的に表現されています。
俳優は作品を輝かせるために存在するのであって、その逆ではありません。
劇団四季 会社概要 劇団四季とは
事前に役者さんが誰か知りたかった
いろんな考え方があるのだとは思いますが、現時点での正直な感想として。
mezzoはやはり、自分が観る舞台にどういう人が出演されているのか、事前に知りたかったなあと感じています。
せっかく対面の舞台を観ているのだから、観客と時間・空間を共有する役者さんがどういう方なのか十分な情報が欲しかったと思うところです。
十分な情報があった方が、生身の人間が演じているのだと実感しやすいです。
「キャスト名を公表する時期をもう少し早める(2週間前)」
「メインキャストは顔写真を出す」
「所属団員データベースを作って気になるキャストのプロフィールを調べられるようにする」あたりが実現したら助かります。
まとめ:機会があればまた行ってみたい
「生まれてはじめて」にはワクワクと戸惑いが隣り合わせなのでしょう。
戸惑いも、何度か鑑賞したら気にならなくなるものか、それでも残り続けるものかは今はまだわかりません。
なのでぜひ、機会があれば2回目の『劇団四季』も観てみたいところです。
一期一会の舞台に巡り会えたご縁に感謝。
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